文系でも頑張る

スイスで圧倒的に強い人達に出会った文系大学生が、なんとか強くなろうとあがく日記です。

Connecting the Dots

なんか、こうやって勉強と関係ないことばかり書いていると進捗うんでないんやろうなと思われてそうですけど、そのとおりです。
明後日のスイスインドアの決勝にフェデラーが来るかどうかで僕のこの留学のROI(これが言いたいだけ)が定義されますからね。動向を見逃せません。

さて、僕の友人の記憶魔神がこれまでの経歴について書いてほしいと早速リクエストをくれたので、書いてみたいと思います。
正確にはもっと具体的な話をリクエストされていたのですが、ここではネタバレになってしまうので、もう少しざっくりとしたテーマにしています。
たくさんのいいねよりも、こういったフィードバックのようなものが一つ二つ来るだけですごく書きがいがあるように感じるのは私だけでしょうか。
いつも読んでくださってるみなさん、本当にありがとうございます。
さて、早速本題に入ろうと思うのですが、皆さんはスティーブ・ジョブズスタンフォード大学のスピーチでした「Connecting the Dots(点を繋げる)」の話ってご存知でしょうか。
スティーブ・ジョブズが人生を振り返ったときに、要所要所でしてきた決断が、振り返ってみたら一つの線のようにつながっていて、それが自分の人生の文脈となった、という話です。
中学生の時に英語の師匠からこのスピーチを教えてもらったときに、今まで予定調和の中で生きてきた自分が感じたじっとりとした感動を今でも覚えています。
「人生って敷かれたレールを走るもんじゃなくて、自分が走るレールを敷いていくもんなんや」って。
「しかもそのレールの敷き方は、自分の直感に従うしかないんや」って教えてもらったんです。
当然その時の僕は中学生ですから、自分の人生においてこの話を実感することはありませんでした。

しかし大学に入ってからというもの、このConnecting the Dotsは自分の人生において脈々と起こっているということを実感しています。
もちろん、まだそれは短い線でしかありませんが。
今日はそんなお話をさせていただこうと思います。

前置きだけでこんだけ長いわけですから、今日は超長文ですよ。笑

僕は、まずアパレル業界で働き、現在はデジタルマーケティングのコンサル会社でデータ分析支援のインターンをしています(現在は休職中)。
今日はなぜ僕がアパレルからデータに移ったのかと、将来の展望について書いてまいります。

好きを仕事にしていたアパレル時代

僕のことをよく知っている方は僕のことを「変態」って呼ぶ人が多いです。
といっても、犯罪予備軍の方ではなく、僕は「着道楽」だということです。
特に職人の手でつくられるクラシックな衣服や革靴などが大好物です。
実際にそれについてのブログもちょくちょく書いてます。
愛と誇りを持って丹精込めてつくられた服を着るというのは究極の贅沢でもありますし、なによりもそのような服はすごく着心地がいい。
そんなわけで僕は自分の収入の殆どを服と靴に費やしてきました。
僕が着道楽になったのは家庭の影響がかなり大きいと思っています。
父親は最盛期ネクタイを200本あまり持っていた変態で、母親は元アパレル勤務、二人が僕の実家に引っ越す際に靴が100足以上あったので引越し業者さんがビビるというこの夫婦のもとに生まれた僕が着道楽になるのは必然です(言い訳)。

ともかく、このような家庭に生まれた僕が、上京してアパレルでバイトを始めることになることにはもはや自然な流れでした。
僕は運良くシャツ屋さんのバイトに合格しました。しかも配属先は旗艦店の銀座店!!!
正直自分が採用されるかは自信なかったので、早めに動いておこうと思ったらその場採用。大学の時間割が決まる前にバイトのシフトが決まっていました。

それで早速憧れのザギンでアパレル店員になり、最初こそとても苦労しましたが、暖かくて優秀な社員さんに囲まれてのびのびと仕事をさせていただきました。
もともと大好きな服の仕事だったので、積極的にいろいろ勉強した甲斐もあり、普通なら巡り会えないような方々とつながったり技術トップの人に呼んでいただいて特別に講義をしていただいたりバイトとしてはこれ以上ないほどの待遇でシャツのことを勉強させていただきました。
ほんまに、このころはめちゃめちゃ楽しかったですね。ずっと立ちっぱなしは体力的にはしんどかったですけど。笑
目上の方とお話する際の所作、マナー、失礼のない着こなしはこのアパレル時代に勉強させていただいたところが大きいです。
しかし、この業界に長くいるうちに、僕はあることに気がついてしまいました。

「なんか、いろいろと無駄が多くないか」と。

「この手の生地、毎回大量に売れ残るけどまた入荷するのか」とか「このシャツが常に在庫にあれば売り逃し(購買意欲のある顧客が、気に入った商品がないために何も買わずに去ってしまうこと)減ると思うけどなぁ」とか、思ってました。
バイトの処遇は極めて良かったですが、アパレル産業はそもそも低給与で体力的にしんどいとされています。
実際に僕の回りの社員さんも、楽しく仕事しているから続けれられているものの、売上のため必要以上に摩耗しているのではないかと思っていました。
でも決して経営に携わってる方が怠慢なわけではなかったんです。彼らはいつも誇りを持って一生懸命に仕事をされていました。
しかし、シャツの生地の話のように、店舗に立つ従業員がうすうす感づいている「傾向」と、経営陣の考える「戦略」との剥離は明確でした
僕はその時にこう思ったんです。

「データを使いこなせれば、もっと合理的な判断ができて、みんな楽できるはず」

そうこうしていうちに、2年生の夏休みが始まり、秋冬学期は大学に週2日だけ通えば単位的に問題ないことに気が付きます
僕あんまり真面目じゃないんで、学校で座ってるの結構しんどいんですよね。高校の先生には本当に申し訳ないんですけど、怖い先生以外の授業は寝てるか内職かの二択でした。大学に入ってパソコンでなんでもできますからしんどさは減ったのですが、どうせなら別のことしたいなあと思いながら受けている授業が多かったです。
で、週5日も学校に行かなくて済むなら、長期インターンやるしかないやろと。

でも僕はその殺しがない文系大学の学部2年のやつってだけだったので、書類でポンポン落とされて萎えていたんですが、たまたまデジタルマーケティングにおいてデータ分析支援を行うベンチャー企業に出会ったんです。
そこの社長さんが昔テニスをされていて、しかも好きな選手がナダルというところで意気投合、即採用していただけたのは幸運と言わざるを得ません。

データ屋さん時代

大好きな服の仕事をやめるのはすごく辛かったですね。
でも中途半端は好きじゃないので、しっかりと新しい職場に集中したいという思いを伝え、銀座を去りました。去年の夏のことでした。
僕は最初の頃はポンコツだったので、本当に出勤が憂鬱だったのですが、ここでも社員さんに恵まれて様々な勉強をさせていただきました。
最初は企業のウェブサイトのアクセス解析と改善案の提案をしていたのですが、ひょんなことからビッグデータ分析の方の部署を手伝うことになり、エンジニアやデータサイエンティストの社員さんと一緒に、企業のデータ基盤の構築、データ成形、可視化という一連の流れ(ELT的な)を経験させていただきました。

僕が行った業務の典型的なものをコンプラに反しない程度に言うと、こんなかんじです。
・クライアント企業のアプリのログが社員さんがGoogle Cloud Platformつかって作り上げた環境に溜まっていく
・その生データがGoogle BigQuery上にインポートされる
・分析の目的を設定し、その目的に必要なデータを持ったテーブルを設計
SQLというデータベース言語を使って、必要なデータを必要な形式でもったテーブルを作成
・そのテーブルをTableau(BIツール)に読み込ませ、わかりやすいように可視化

Tableauというデータ可視化分析ツールの資格試験も(受かること前提で)タダで受けさせてもらえましたし、なんとその会社の出張として、ラスベガスにまで連れて行ってもらいました。Adobe Summitというデジタルマーケティングカンファレンスに連れていってもらったんです。
いろいろな経験を積ませていただいた上で、僕がデジタルマーケティングについて感じたことは以下のようにまとめられます
・データ活用はマストであるが、日本には未だ浸透していない部分が多い
・データは次第に民主化されて皆のものになる
・これからヒトが頑張らないといけない部分はクリエイティビティ

付け加えると、デジタルマーケティングって面白い!と思って、ITマーケティングを研究しているゼミにまで入っているので、この会社との出会いは相当人生に影響していますね。

将来の展望

僕は上述したデジタルマーケティングの3つの示唆をもとに、次に自分が何をすべきなのかを考えています。
データは民主化されていくと思っていますから、データの専門家になるには出遅れた感があります。
データサイエンティストは高給取りやし憧れますけど、そもそも数学を愛する理系たちがしのぎを削ってなろうとしている中、文系の僕が飛び込むのもなかなか大変そうな予感。ぜんぜんありやけど。
でも、日本はまだぎりぎりレッドオーシャンじゃないから、データ活用できれば十分戦えると。
僕に絵を書いたりドラマを作ったり小説家になるような典型的なクリエイティビティがあるとは思えないしなぁ。

そんな思いが頭をぐるぐるしているときに、ちょっと初心に戻って考えてみたら、僕はやっぱりビジネスが好きなんですよね。
僕が将来やりたいビジネスの話はまた別の機会に回すことにしましょう。
なにか事業をしている会社に入って、データを読めるマーケターなり戦略家なりになって、事業を大きくするってのが最適解の一つなのかなと思ったりはするものの、現状入りたい業界があるわけではないので、自分の実力がつくであろう戦略コンサルタントにまずはなろうかと思っています。
企業戦略って会社一つ一つで全く変わってきますし、みんな昔のようにやってても儲からないからコンサルが必要とされるわけで、そういう意味ではクリエイティブな仕事だなって思ってますしね。


なが~くなりましたが、僕の経歴と展望はこんな感じですね。

で、振り返ってみると、服屋で働いて、データの大事さ知って、データ産業に入って、これから必要とされる人物像を知って、コンサルを志望している今に至るまで、なにか連綿と続く流れのようなものを感じるんです。しかも、現状コンサルを目指すんなら、くにたち大学の商学部にいる意味もあるかなと。

気づいたら5000字くらいになってて笑いました。
ほんますみません。ここまで読んでいただいてありがとうございました。
リクエスト、フィードバックを心よりお待ちしております。